2014/02/26

ツタンカーメンの父アクエンアテンは両性具有の畸形王?

アクエンアテンは長年、遺伝性疾患による“奇形のエジプト王”
ではなかったか、との推測もあったらしいのですが、それも実は…?
青木無常でございますよ。



さて、本日は先日の記事にひきつづき、
2010年に発表されたツタンカーメン他王族10体のミイラの
DNA調査にまつわる話題からツタンカーメンの父に関する
話題をピックアップしていきたいと思いますよ。


ナショナルジオグラフィック February 17, 2010
ツタンカーメンDNA調査:父の真相


ツタンカーメンの父親がだれであったのか、
というのも長年の謎、とされてきたらしいのですが、
きのうもご紹介したニュース『ツタンカーメンの謎、DNA調査で解明
にもあるとおり、DNA解析によりアクエンアテンであることが判明。

アクエンアテン、というと、われわれの世代には
耳慣れない名前なんですけど、イクナートン、といえば
なんとなく記憶にあるんじゃないかと思います。

そもそもこのひと、元々は「アメンホテプ4世」
という名だったらしいのですが、後に自ら改名した模様。

その経緯は、彼が行った宗教改革によるもの。


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アメンホテプ、という名前自体が
「アメン神は満足している」という意味らしいのですが、
その名が示すとおり、当時のエジプトでは
アメン神を信仰する神官団が勢力を貯えてきていた。

経済力のみならず、それを背景としてか
次第に政治的な発言力も高めていき、
王位の継承や政策にまで口を出すようになってくる。

その影響力を排除するために
アメンホテプ4世=アクエンアテン(=イクナートン)は
宗教改革を断行した、とのこと。



その具体的な内容は、
多神教であった従来の教義を廃し、
唯一神アテンのみを祭る一神教としたこと。
そして首都をテーベから新都新都アケトアテンに遷したこと。

いわれてみれば、歴史上世界初の一神教を始めた、
ということで学校の歴史でも習った記憶があるような。


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とはいえ、息子のツタンカーメンの側近がどちらも
元に戻してしまうんですがね。(^_^;)



で、このアクエンアテンの像。

これが、女性的な特徴が強調されていた造形であったそうで、
遺伝性疾患のあらわれではないのか、ということで
“畸形の王”と目されていたらしいのですが、
2010年の調査によりそのあたりは完全に否定された模様。



なんでも、医療用スキャナーでアクエンアテンのミイラを
分析したところ、異常は見つからなかったとのことです。

そのことから、像に見られる女性的な特徴は
宗教上の、もしくは政治的な理由によるものではないか、
という説が提唱されているようです。

アクエンアテン像の両性具有的な外見は、自らを男性でもなく女性でもないエジプトの創造神アテンになぞらえようとしたため
なんだとか。
いずれにせよ、この王様、いろいろ独特な人物と目されているようで、
ナショジオのニュースでは“異端の王”という記述も。



たしかに、「父の真相」に掲載されている写真をみると、
通常われわれが持っているエジプト美術のイメージとはちがう
独特の雰囲気がみうけられます。




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さて、次回はこのアクエンアテンが遷都した
アケトアテン(現アマルナ)についての話題を
ご紹介いたします。

つーわけで、本日は異常、いや、以上。
読んでくれてありがとう。

それでは、また~(^-^)/~~




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